【1人経営】のあなたでも構築すべき、〈経営の仕組みと、事業主としての考え方〉をインストールせよ。
1人起業の個人事業をされている方って多いですよね。
特に女性の方に多いイメージがありますね。(勝手な憶測ですが)
そこで、一人起業家の方でもインストールしておくべき経営の仕組みとそれらに対する考え方をお話ししていきたいと思います。
「起業家」と言われると「私なんか身の丈に合ってないし、ただ自分でやってるだけで、雇われていないだけですよ~」っていう方も多くいらっしゃると思いますが、安心してください。履いてますよ。
あなたも立派な「起業家」ですよ!
しかし、この記事を読んでくださっているあなたはこう思っていませんか?
・事業を自分でしているけど事業主としての自覚はあまりない
・売上をとにかく上げたい
・継続的な成長を見込みたい
・・・
問題を掘り下げていくと、実は解決しないといけない項目はいくつかに限られてきます。
また、気持ちや、メンタルなどの話には触れません。
なぜなら、みんな弱いからです。
1人起業家の方であれば気持ちやメンタルが、アクションに与える影響度が高いことは重々承知なはずです
だからこそ、ロジカルに考え、気持ちやメンタルののせいで事業の成果が変わってしまわないようにするんです。
これこそが気持ちやメンタルを保つために重要な考え方です。
弱いから強くするのではなく、弱らないような環境を自分で作るんです。
そのためにも、経営の仕組みを構築していく必要性があります。
この記事で書いてあることを、一個一個順番にやっていくことで、一人経営でも経営の「型」が構築できていきます!
手順が大事ですので、何からでも手を付けていい訳ではないということを念を押しておきます。
理由は割愛します。
では早速、順番にご説明していきますね。
〈目次〉
①一人経営だけど組織化する
②「何屋さんですか?」
③売上を司る3つの要素を知る
④運営ルールの言語化とPDCA
⑤オープンマインド
①一人経営だけど組織化する
一人起業家の多くの方に多く見られる事の一つに、「組織化できていない」事が挙げられます。
「そんな組織化なんて、出来るわけないじゃん!」と、
難しそうな話に聞こえるかもしれませんが、とても単純な話です。
会社という組織形態で考えてみれば分かりやすいんですが、会社には色んな役職の方(以後、役割を担う人といいます)がいて、いろんな部署(以後、役割といいます)があります。
一人経営の場合、このような組織形態構築は必要ないのではと思われましたか?
間違いなく、必要です。
なぜなら、どんなに小さな事業でも規模が違うだけで、事業としてやるべき基本項目は同じだからです。
役割を担う人であれば
社長(代表)、部長、課長、係長、一般社員・・・
役割は、理念決定者、運営方針決定者、予算決定者、マーケティング方針決定者、人事決定者、商品、サービス方針決定者・・・
上記以外も沢山ありそうですが、おおまかにこれくらいかと思います。
会社組織では、役割を担う人の立場によって、会社運営に関する影響度の高い順で、役職の位や与えられる権限が違います。
また、その権限をもって各役割に対する決定を裁量で行うことができます。
要するに、偉い人ほど会社運営に影響度の高い決定権を持っていて、一般社員クラスは会社の決定事項に従い仕事をします。
例えば美容室であれば、職人である美容師のあなたが、社長であるあなたの会社に勤めていることになります。
そして、理念決定者であるあなたが決めた会社の理念に従い、運営方針決定者であるあなたが決めた、お客様に対する方針や、従業員同士のルール、福利厚生などにのっとり、予算決定者であるあなたが、決めた毎月の仕入れ額や目標売上を守り、マーケティング方針決定者であるあなたが決めた顧客に対するアプローチや満足度調査、キャンペーン等を盛り上げ、人事決定者であるあなたが休みや相談事を聞き、商品、サービス方針決定者であるあなたが、新しい商品、サービスの導入や、サービス品質のチェック、改善を行います。
これらを何にも記さず、頭の中だけで完ぺきに遂行できる天才であれば必要ないのかもしれません。
会社であればこれらを他の誰かが決定し、管理までして下さっています。
これからは、今までは会社がやってくれていたこれらの事を、自分で行うんです。
会社であれば、他のだれかが責任をもって管理しているはずの各項目が、個人事業だから・・・という理由で曖昧に設定し、より良い結果を望む事は、果たして合理的な考え方なんでしょうか?
望む結果を達成するためには、最低限の事業の設計を目標が達成できるレベルでやるべきです。
そして、同時にそれらを管理するルールも必要です。
あれ、めちゃくちゃ大変そうな話になってきたぞ・・・これは無理かもしれない・・・
そう感じていますか?
でも安心してください。履いてますよ。 解決方法をお伝えしていきますので最後までお付き合いくださいね。
章末コメント:
・事業を軌道に乗せ、継続可能なものにしていく為、必要不可欠な経営のパーツを用意しよう。
・事業の仕組みを理解しよう。
②「何屋さんですか?」
続いてこの章では、あなたの事業が、ターゲットとする顧客に心に刺さるアプローチをする方法をお伝えしていきます。
その鍵を握るのはズバリ、「コンセプト」です。
コンセプトとは、あなたが事業をやっている理由を含んだ事業の自己紹介の事です。
つまり、「何屋さんなのか?」というのを、より具体性をもって、共感してもらえるように表現します。
例えば、レストランを経営するとして、何か顧客の心に刺さるアプローチで特徴を持たせたいとします。
いきなりですが、ひとつふたつ考えてみましょう。
☆
☆
こう言われると難しいですよね。
では考えるヒントをお伝えします。
まず、事業とは事業主であるあなたが、何らかの想いがあって始められたと思います。
それは、情熱であって、特定の誰かや何かに対しての事だったり、起業に至るまでのストーリーがると思います。
そして、どんな商品、サービスで顧客に価値を提供するのか?
さらには、どのように提供するのか?
「誰に、何を、どのように」提供するのか?を簡潔に詰め込んだものになります。
この「誰に、何を、どのように」とういう視点でコンセプトを決めていく作業は、とても重要なポイントになります。
では、先程のレストランの例をもう一度考えてみましょう。
まず、「誰に?」の部分です。(ペルソナ)
あなたが今まで経験してきたことで、「家族について」がとても大事な人生のテーマだったとします。多くの場合、家族で食事をする場合はよくあるファミレスで食事をされる方が多いと感じていました。
しかし、よくあるファミレスでは大人用のメニューは豊富ですが子供用のメニューはあまり多くありません。
それでは、子供自体に選択肢は少なく、どちらかというと、家族で来店されても大人側に寄り添ったメニュー構成や、テーブルの配置等の店内のつくりなども大人用メインにされています。
これでは、子供のために食事をされに来られたご家族は、大人の自分たちは不自由なく過ごせますが、子供にとっては制限のある空間になってしまいます。
この点が子供との時間を本当に大事にしたいと思っているご家族にとっては、少し不満を感じる部分があります。
こういった事を考慮し、家族向けと言えど、大人も子供も何不自由ない空間で、大人も子供も楽しめる料理が楽しめる家族向けのレストランにしたい。
このような案が浮かびました。
では次に、「何を?」の部分です。
先程、子供向けの料理にもこだわりを持つと決めたので、メニュー構成は、大人も子供も満足できるメニュー構成という事になります。
アレルギーに配慮したり、さらには提供する際の料理の温度や量の調整、お皿への工夫までする。
スタッフの応対は、大人メインでなく子供にまで行き届く接客を行い、全席完全個室で特別感のあるサービスを堪能していただきたい。
普通のファミレスでは叶わなかった、子供の目線にまでこだわった大人、子供ともに満足度の高いレストランにしたいと考えます。
最後に、「どのように?」の部分です。(ベネフィット)
どのように?とは、顧客がどのようになるか?という事です。
どのように?を考える際に、商品やサービスを提供した際に、顧客が得られるメリットを思い描いてください。
そして、そのメリットは「楽しくなる」等の形容詞ではなく、具体的にどのような満たされた状態なるのか?という表現になっているべきです。
ここが少し表現の仕方として頭をひねる部分になります。
誰に?は、ファミリーです。
何を?は、大人も子供も両方大満足のお料理、空間です。
それらを体験した顧客はどのような満たされた状態になるのか?
想像してみましょう。
子供も大人も、プライベート空間で特別感のあるお席にて、ごちそうを楽しんでいる。
周りの事も気にならないので、いつもの外食より笑顔が溢れている。
これをどうなっているか?と現すのであれば、なんと言えばいいのだろう?
例えば、
「みんな楽しい」→✗ *楽しいからどうなっているか?を現す。
「お腹と心が幸せ感じる」→〇
これで、「誰に、何を、どのように?」が完成しました。
後は、それらを上手くまとめて、コンセプトに変えていきます。
コツは、ペルソナである顧客に対し、どのような商品サービスで、ベネフィットを与えることができるのか?
という目線で作っていきます。
例:【家族のお腹をおもてなし】ほっぺがおちる有機のごちそうで、カラダと心が幸せ感じる、完全個室グルメレストラン
簡潔に、且つしっかりポイントを押さえて分にすることが大事です^^
何度も何度も作ってみましょう。
一回でいい文章ができる人はきっと一握りです。
とても大事な部分なので「ま、これくらいでいいかな?」という位ではなく、時間をかけてあなたの想いや商品、顧客のベネフィットをしっかり反映させていきましょう!
章末コメント:
・心に刺さるメッセージをコンセプトに乗せて、ペルソナに伝えよう。
・コンセプトとは事業の魂
③売上を司る3つの要素を知る
この章では、売上についてのお話をしていきますね。
売上とは、基本的に年商と、月商で表されることが多いです。
それぞれ目標数値があると思いますので、成り行き任せではいけません。
「その数値をどうやって確実に達成させ、さらに安定させていくのか?」を、逆算型ロジカル思考で実行ベースに落とし込んで行動していきます。
(これが、「事業主のあなたが計画した作戦を、スタッフであるあなたが実践する」という事です)
売上目標の達成はもちろんですが、売上が良い時と、良くない時との差が少なくし、安定させていくことも経営の大事な部分です。
また、諸経費を差し引いた利益額に注目します。
目標数値を達成し、安定させるためにコントロールすべき要素が3つあります。
①お客様の数
②LTV
③平均客単価
これらをコントロールし、ロジカルに売上を作り、安定させていきます。
では具体的にどのようにこの3つの要素をコントロールし、目標を達成させていくのかをお話ししていきますね。
~メルマガでの限定公開の為、掲載未定~
こうすることで、嫌でも売上は上がり、安定していく軌道に乗ってしまいます。
章末コメント:
・売上は逆算型ロジカル思考で意図的に作ることができる。
・各要素を研ぎ澄ますことで、安定性抜群の事業運営ステージに入ることが出来る。
④運営ルールの言語化とPDCA
ここまでで分かったことは、
①役割と役割を担う人の区別を行う
②コンセプトを作成し、ペルソナにアピールできるメッセージを発信する
③逆算型ロジカル思考で売り上げ目標を達成、安定させる基盤を構築
でした。
ここまでは、「分かった」だけです。
行動に落とし込み、実践する為の行動ベースにまでは、まだ落とし込みができていません。
ですので、行動に移すことが出来るように「運営ルール」の作成が必要です。
運営ルールとは、あなたが事業主であり、人を雇った場合にどう働いてもらうか?を言語化し、まとめたものになります。
一人起業家の場合、働くのはスタッフではなく、それがあなたというだけで、運営ルールに差はありません。
この部分が甘くなりやすいのが、一人起業家の欠点ともいえる部分なのかもしれません。
しかし、運営ルールがあれば、事業主のあなたが、スタッフのあなたをしっかり管理できるのです。
また、事業についての悩みでメンタルがブレてしまう理由は、確固たる運営ルールがないまま闇雲な対策を続けていて、悩みが課題化できていない事に原因があります。
運営ルールの作成の手順
~メルマガでの限定公開の為、掲載未定~
ここまで作成出来たら、精密なオペレーションができるようになりますので、自ずと結果につながりやすい運営状態を「常に」キープできてしまいます。
また、細かい修正などは必要な場合には、見直し修正をしていき、PDCAサイクルを回していくといいでしょう。(あまり頻繁ではいけません)
⑤オープンマインド
ここまでの①~④で、一人起業家の経営を軌道に乗せ、安定させていく方法をロジカルにお伝えしてきました。
最後に、マインドについてお話ししたいと思います。
マインドと言っても難しい内容ではなく、とても簡単なことですが、すぐできる地味な当たり前のことを実行できない方が多いんです。
例えば、この記事を読んでくださった方が、何か課題を解決するいいヒントを見つけられたとします。
実践可能で、今からでもやろうとすれば出来る事です。
これを、単純にやるかやらないか?の差は、積もっていくと、とても大きな結果の差に繋がっていきますが、ちゃんとやる方と、そうでない方がいらっしゃいます。
では、行動するかしないかだけの「差を生んでしまう」決定を、常に出来る人と出来ない人がいるのか?
それは、深く追及すると、自分に甘い、厳しいという問題ではないことが分かりました。
答えは、その行動を行った時の「将来像のイメージ力」の差でした。
将来像のイメージ力とは、その行動を行った結果、脳内ではプラスのイメージになっているか、いないかを、如何に「プラスの結果になる」という判断が出来るようにする力の事です。
そのためには、その行動をとっている様子を想像し、「こうなったら、こうなって、こうなるよね~。」と頭の中でリアルに行動してみるんです。
その中で出てくる疑問点のを書き留め、ひとつひとつ解決していきます。
総合的に「これならできそう!」と、脳内が「快」の状態になれば、行動を起こす準備が整ったサインです。
あくまでも個人差はありますが、行動に至るまでの不安が100%解消することは難しいので、7~8割くらいの準備と2~3割の心配とが入り混じった状態と言った方が、正しいかもしれません。
この脳内の準備こそが行動力を生み、結果に大きな影響を及ぼしています。
前提知識を必要とするイメージについては、自己解決できない場合もありますので本を読んだり、専門家に頼ったり、セミナーに出向いたりしてイメージの具体性を強くする努力は必要です。
*前提知識がないイメージ≒妄想
イメージと現実の結果の差は、前提知識の欠如がイメージに誤解を生ませ、影響している場合も多いです。(もちろん、行動プロセスも大事ですが)
なので、疑問があったり、心配している事や、不安に思っていることが多くある時点で、良い結果は生まれません。それらを解決したうえで行動に移していく習慣を作っていきましょう。
無鉄砲な行動力MAXの方も稀にいらっしゃいますが、行動の結果に重きを置くべき私たち起業家は、成果の確実性と、時間やお金の効率性を優先するべきではないでしょうか?
そう考えるに至ったのであれば、分からないことは素直に分からないと認識し、不確実なイメージをもっているにもかかわらず、闇雲な行動を繰り返すことよりも、質の高い確実性のある行動をとっていくべきであることに気付かされるでしょう。
そうすることで、1つの成果を出すまでの効率、スピードが格段に上がっていきます。
・分からない事(疑問点や問題点)を課題に置き換える→
・その問題を引き起こしている原因を考える→
・解決方法を模索する→
・課題解決に向けて行動する→
・解決!
しかし、ここで問題があります。
その問題を引き起こしている本当の原因と、自分が考えついた原因が必ずしも合っているとは限りません。
特に経営課題においては、問題に対する解決方法の誤解は売上に影響しやすいです。
ひとつの問題を何年もの間、解決できていないケースにおいては、問題を引き起こしている本当の原因を間違えている確率が高いです。
そのため、悩んだ末に「アドバイスをもらいたい」と、悩みをお寄せいただいています。
〈例〉
悩み:
ここ数年、お客様の満足度があまり高くなく、リピートも減り、ご新規も集まりにくい状態です。
どうにか、満足に至らない原因を突き止め、改善したいと思っている。
→早速、アンケートを取り、書かれたことを改善していく事にしました。
→接客の事や、商品、サービスの事、様々な意見を頂戴しました。それぞれについて、丁寧に取り組みましたが、思ったほど満足度は上がらずじまいです。
原因という原因をつぶして言ったつもりでしたが、なぜ満足度が上がらないのか分かりません。
A:
→こういうケースは少なくありません。実は○○が大きな原因で、そこにメスを入れるべきです。
結果:
数か月後→大満足をいただくことが多くなり、不満の声もほぼなくなり、ご新規も増えました!
という具合に、本当の原因を見つけ、解決手順を踏むプロセスが一番難しいところです。
そのため、私のようなうるさいサポート役に、必要性を感じて下さっている事業主の方が多くいらっしゃいます。
事業に仕組み構築をし、ブレイクスルーを起こし、軌道に乗ったままの状態をずっと維持できるように、1年間のみサポートさせていただいています。
もし、お悩みがあれば(30分程度であれば)、無料でご相談をお受けしていますのでお気軽にメッセージを下さい^^
これが、現状を打破し、ブレイクスルーを引き起こす「オープンマインド」な行動です!
章末コメント:
・悩みや問題をを引き起こしている原因を知る→課題に変える→解決アクションを起こす。
・わからないことは「オープンマインド」で、解決の手を借りるのも手段。
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